2009年8月25日火曜日

○務調査官がやって来た


お盆前、エーランチの経理をお願いしている会計事務所から突然の連絡。「ついに来たよ! いま、渋谷○務署から電話があったよ。設立13年目にして初だね〜」。これは大変、と一瞬思いましたが、調べられて困ることがある訳でもないし、まあ、いいか。

調査実施の2日間、エーランチのBGMはなぜか「ショパン/マズルカ 作品7-1」。

初日の朝、調査官をお持ちしていると、約束の時間10時ピッタリにその方はやって来ました。なにを調査されるのかと身構えていたら、卒業した学校や学部のことを尋ねられたり、「ああ、私と同い年ですね」とか、おっとりとしたインタビューのようです。思っていたよりフレンドリー……と思いきや、いきなりスイッチが切り替わり「それじゃ書類のほうを見ていきましょう」と。

口調は相変わらずでしたが、帳簿をひっくり返したり、コピーを撮ったり、過去のスケジュール表を引っ張り出して納品日を確認したりで夕方までみっちり。「この“名刺印刷”という外注費に対しての売り上げは見当たりませんけど」と言われて、「あれ、ありませんね……どうして無いんだろう???」あたふたと帳簿の同じところを何度も見直して約15分。「あ、エーランチの名刺を印刷したんでした!!!」ようやく思い出して満面の笑みを浮かべて答えると、「はい、それなら結構です。で、次はこれですが——」ああ、クールなんですねぇ。
こっちはへとへとでしたが、定規をあてたように真っ直ぐにネクタイを締めた調査官は、夕方になっても姿勢も態度も崩れることなく、まったくタフです。あと1日! ファイト、オー!

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