2010年6月17日木曜日

天ぷら「磯美家」①〈東京都渋谷区〉

ランチの定番店のひとつ、天ぷら「磯美家」のお昼のサービスメニューは、天ぷらだけでなく、刺身もすごいんです。お昼に食べて夕方まで持続する満腹感&満足感。ご主人とおかみさんの愛情大盛りのお店です。


   刺身定食

刺身が食べられるのは「刺身定食」と「ちらし丼」。二つは一卵性双生児のような見た目です。どこが違うかというと、刺身がセパレートで盛られる「ちらし丼」は、ご飯が酢飯という、そこんとこだけの違いですので、お好みでどうぞ。本題の刺身ですが、種類が多くて量が多くて、新鮮でいいところを出してくれます。この日の内容は、マグロが赤身*と中トロ、スズキ、カツオ、ノレソレ、ヒラメ、ソイ、イサキ、甘エビの9種類。世間並みの刺身定食の2.5倍は軽く超える豪華盛り。ご飯は「半分」で頼んでも十分な盛り(250gぐらいでしょうか)。まさに、特盛大盛りのサービスっぷりです。
おかみさんは、一見こわそうだけど、気っぷが良くてスタイル抜群。ご主人は、さぞモテただろうという男前で、首筋に光る金のネックレスがセクシー。仲睦まじくお店を営まれていて、ときどきご主人がおかみさんを怒鳴ったりしてますが、これもごちそうさまです。
さて次回の「磯美家」は、天ぷら定食と天ざるを紹介したいと思います。お腹をすかせてお楽しみに。

*「赤身といっても尾っぽじゃなくて頭のほうだから中トロみたいに脂がのってますよ」と、ご主人。たしかに、中トロと大トロのようでした。

   ちらし丼の酢飯

●天ぷら 磯美家
東京都渋谷区神宮前2-3-1
03-3497-1363
営業時間 昼11:30〜14:00頃
     夜17:00〜21:00頃
     *土日定休
お昼サービス品 刺身定食 1,000円 ちらし丼 1,000円

2010年6月15日火曜日

第3回 円弥会「父と暮せば」〈相模原市緑区〉



円弥会(えんやかい)は、ふじのアート・ヴィレッジのオープン記念として第1回を開催したことを皮切りに、朗読家・円道一弥さんが、月1回定例で開催している朗読会です。


第3回の開催概要が発表されました。演題は「父と暮せば」。今年の4月に亡くなった、井上ひさしさんの戯曲です。映画化されたり、海外でも公演、翻訳出版された二人芝居を、円道さんが朗読します。
円道さんは、劇団シェイクスピアシアターで20年にわたって俳優として活躍し、退団してからは藤野に住み、朗読表現の場を広げる活動をされています。
ポスターづくりを手伝いながら、1回目、2回目の講演には残念ながら行けませんでした。今回こそ、ぜひ! と、観覧を予定しています。ふじのアート・ヴィレッジ藤野倶楽部などを巡り、夜は野山の食堂で朗読の会。藤野への小さな旅、みなさんも、ぜひどうぞ。


●第3回 円弥会〈円道一弥 朗読会〉
日時 :2010年7月3日(土)夜7時開演(6時開場)
会場 :野山の食堂
    相模原市緑区牧野5570(旧 藤野町)
定員 :30名(申込順)
入場料:1500円(コーヒー、ケーキ付)
申込先:090-5564-6776(野山の食堂・中村マデ)

2010年6月12日土曜日

創業昭和26年 印度料理「ムルギー」〈東京都渋谷区〉

知人に教えられて「ムルギー」に初めて行ったのは、もう23、4年前のことになります。「渋谷にものすっごいカレー屋があったよ。説明できないけど、とにかく行ってみるべし!」

道玄坂を登り、百軒店にはいって喜楽の前を通り過ぎ、横目にラブホテルの看板などみながら進むと、あった! 中の様子はうかがえず、店に入ると独特な雰囲気。時間が止まっているような、昔の空気が充満しているような、音さえ聞こえなくなったような錯覚に陥りそうです。どうしよう、と思いながら引き返せずに席にすわると、どこからか小さなおばあさんがやって来て「玉子入りでいい?」と。(はい)という返事は声に出せず、しばらくするとからくり人形のような動きの(歩いている感じがなく水平移動)おじいさんが、「はい」と、カレーをテーブルに置きました。

えっ、このごはん、どういうこと??? アーモンド型を模したのか、手かしゃもじでペタペタしたように険しく山と盛られたライスは異様です。雰囲気に圧倒されて、味わう余裕もなく食べ終わると、一緒に行った知人は金縛りにあったように一口も食べられず、かわりにもう一山を必死に完食したことを憶えています。味はどうだったのか、記憶はまったく曖昧です。実に不思議なカレー体験でした。


後に、けっこう有名なカレー店だということが分かり、好きな人は好きだと言うし、あのごはんは、先々代(?)の旦那が海外旅行や登山が好きだったそうで、エベレストのごとく盛ることを考案したのだそうです。この20年くらいで3回くらい行きました。
そして現在、代替わりしたのか若い女性が店を仕切っているようで、お客さんも増え、普通においしいカレー屋になっているようです。写真は1年ほど前、その若い女性が店を仕切るようになる前に、昭和のムルギーの面影を残すころに行った「玉子入りムルギー」と「ガドガドサラダ」です。ムルギーを出たら、すぐちかくに「ライオン」があるので、この店も今のうちです!

●創業昭和26年 印度料理 ムルギー
東京都渋谷区道玄坂2-19-2
03-3461-8809
営業時間 月〜金曜 11:30〜15:00 *金曜定休
玉子入りムルギー(当店おすすめ)1,000円
ガドガドサラダ 850円

2010年6月10日木曜日

ハートに火をつけて〜 第0巻



きた〜〜! テーブル工房kikiの木村健治さんからのファクス! また、お尻に火がつくようなこわ〜〜いメッセージかとビビッたら、今日はピースくんのファクスでした。


先日、木村さんが東京に来たときにホテルのキーを持ち帰ってしまったようで、それをホテルに送り届けたらこんなメッセージが返ってきたもよう。エーランチでデザインさせてもらった封筒が褒められたので、わざわざそれをお知らせしてくれたというわけです。木村さん、ありがとうございます! ホテルの方もありがとうございます! ハートに火がつく嬉しさですます。折しも、新版「kiki図鑑」の色校正がとどきました。めらめらと燃えて校正します!


中華風家庭料理 ふーみんの「豚肉の梅干煮定食」〈東京都港区〉


15分歩いても、長ーい行列に並んでも食べたくなるランチ。今日はふーみんと決めたら、11時25分にエーランチを出発、骨董通りの小原流会館に向かって、猛スピードで歩きます!



12時前から13時近くの時間帯は、並ぶこと必至。伸び縮みする行列が短くなるタイミングをいかに捉えるかが、ふーみん通いの極意です。
ランチの定番は「豚肉の梅干煮定食」。くさみが一切なく、うまみがたっぷり滲みた豚の角煮に、梅干し・煮玉子・小松菜が添えられて、申し分ないボリュームでどーんと登場。ぴっかぴかつやつやに炊きあがったご飯と蟹の味噌汁はおかわりOKで、テーブルの上のザーサイは食べ放題♪ 毎度毎度、おなかいっぱいになってしまう大満足のメニューです。
ほかには、「豚肉の梅干煮のせ麺」「牛モツと葱の辛味麺」そして日替わりの定食メニューがもう一品あってランチメニューは全4種類。どれもおすすめです。
食事が終わる頃を見計らって、あったかいジャスミン茶が出されるあたりにも、ふーみんの心尽くしを感じます。おなかも気持ちも嬉しくなるランチです。さあ、15分歩いて帰っても、体型維持はばっちしでっせ!!(消費カロリー:79kcal・おにぎり0.5個相当 キョリ測βにて測定)


●中華風家庭料理 ふーみん
東京都港区南青山5-7-17 小原流会館 B1F
03-3498-4466
営業時間 月〜金曜 11:30〜14:30 18:00〜21:30
     土曜   11:30〜14:30 18:00〜21:00
     *日・祝日・第一月曜定休
豚肉の梅干煮定食 1,000円(ランチのみ)

2010年6月9日水曜日

中華料理 広来飯店 笹口店の「什景湯麺・スーチンタンメン」〈新潟市中央区〉

ハーズ・ショップの近所にある中華料理店、広来飯店の「什景湯麺・スーチンタンメン(五目そば)」は絶品。“味はイケメン”の看板に偽りなし!



ハーズ・ショップの長谷川泰治さん・貴子さんに連れていってもらって以来、出張のたびに10年近く通っています。貴子さんのおすすめは「什景湯麺」。(貴子さんはいつも“麺半分”で特注オーダー。)とろみのついたスープで、白菜、小松菜、チンゲンサイ、筍、にんじん、えび、いか、豚ばら、レバー、うずらの卵など、五目どころか十目を超えて目がぐるぐるまわるほど具材が多彩に使われています。スープのだしも味付けもしっかりしていて、広来飯店にきたときは99.9%の割合で「什景湯麺」を注文してしまいます。
宮崎椅子製作所の宮崎勝弘さんも大ファンで、この日は徳島からやって来て「什景湯麺」を召し上がっていました。
ちなみに長谷川泰治さんの定番は、「鶏絲湯麺・チースタンメン(鶏そば)大盛り」、「肉絲会飯・ルースホイハン(豚肉細ぎりかけご飯)大盛り」、「加里肉飯・カーリルーハン(カレー風味豚肉ぶつ切りかけご飯)大盛り」などなど。いずれも、炭水化物バッチシで、味もイケメン!!

●広来飯店 笹口店
新潟県新潟市中央区南笹口1-1-13 笹出マンション1F
025-247-3658
営業時間 月〜土曜 11:00〜25:30
     日・祝日 10:00〜22:00
什景湯麺 735円

2010年6月7日月曜日

さかたやの越後名物「笹だんご」

ハーズ・ショップの長谷川泰治さん・長谷川貴子さんが打ち合わせでエーランチを訪ねてくれる日の朝、長谷川さんたちよりもひと足さきに、いまが旬の「笹だんご」が宅急便で届きました!



柔らかくて、笹のいい香り♪ 笹だんごは、餡が入ったヨモギだんごを笹の葉で包んで、い草などの紐でしばって蒸した新潟特産の餅菓子です。かつては、端午の節句や初夏に作られていましたが、いまは新潟の名産品が並ぶ店頭では一年を通して売られています。でも、やっぱり旬の笹だんごがおいしい! ちなみに、長谷川さんにいただいたのは明治30年創業“さかたや”製のものでした。同社が直営する和菓子屋では、キンピラを入れた“男だんご”とも呼ばれるだんご(小豆餡が“女だんご”)があり、これは秘密のケンミンSHOW(2008年11月13日放送)で、新潟県民のヒミツのご馳走、と紹介されたそうです。なにね〜!?